地図レイヤのデータレイヤの地価公示が2018年になりました。これに伴い、金額の単位を千円から万円に変更しています(地価公示が30,000円の場合は旧表記では30でしたが、新表記では3になります。)。
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最新バージョンのリリース
最新バージョンをリリース致しました。
旧バージョンからの主な変更点は下記です。
1. FreeとProの連携ができるようになりました(FreeとPro共通)。
旧バージョンではProとFreeが独立していたために、ProからFreeへ(またはその逆)の行き来ができませんでした。これを改善し、ワンクリックでProからFree(またはその逆)に移動ができるようにしました。これによりGoogle Map等も見やすく、使いやすくなりました。
2. Free版でPro版のユーザーインターフェースが使えるようになりました(FreeとPro共通)。
旧バージョンではProとFreeが独立していたために、それぞれ別のインターフェーシでした。これを改善し、共通のインターフェースに致しました。これにより、Pro版のお申し込み前にFree版で使い勝手を施行できます。
3.地価公示が表示されます(Free)
旧バージョンのFreeでは地価公示価格を表示していませんでした。これを改善し、地価公示を表示するように致しました。これにより、Freeでも地価公示価格を知ることができます。
4. 一棟の市場価格を計算できるようになりました(Pro)。
旧バージョンのProでは一棟の価格の計算は推定積算価格のみでした。これを改善し、各部屋の面積、間取り、戸数を入力することで、推定価格ベースで一棟の市場価格を計算できるようになりました。算出される価格は各部屋の価格に戸数を乗じ、それを合計した額です。
5. 地図の透明度を変更して重ね合わせができるようになりました(Pro)。
旧バージョンのProでは地図の透明度を変更することができませんでした。これを改善し、透明度を変更できるようになりました。これにより、重ね合わせた地図が見やすくなります。
透明度の変更は「地図レイヤ」> 「タイルレイヤ」から行えます。
6.「建物マーカー」と「地価公示」の表示とズームレベルを設定できます(Pro)。
旧バージョンのProでは「建物マーカー」と「地価公示」の表示とズームレベルを設定できませんでした。これを改善し、双方を表示するか否か及びどのくらいのズームレベルで表示するかを設定できるようにしました。
設定の変更は「地図レイヤ」> 「データレイヤ」から行えます。
7. SSLに対応しました(共通)。
変更点は以上です。
推定積算価格のリリース
不動産価格予測サービスのGEEO(http://geeo.otani.co/)を運営する株式会社おたに(横浜市、代表:小谷祐一朗)は、推定積算価格を2017年08月02日よりリリース致します。
1. 推定積算価格とは
推定積算価格は、GEEOの独自アルゴリズムにより推定した建物原価です。国土交通省の建築工事費等を使い、新築時点の建物原価を算出し、国税庁の減価償却基準に基づき、現在の価格を算出します。計算対象になる建物は「住宅」、「事務所」、「店舗」、「飲食店」、「旅館」、「ホテル」、「病院」、「車庫」、「公衆浴場」、「工場」、「倉庫」の11種類です。
2. 開発の背景
よく知られているように、不動産の取引価格と再調達原価(原価)は異なることがあります。より高い価格で取引がされるという考え方に基づけば、市場性がある不動産の場合は取引価格が高くなり、土地価格を含めた不動産の原価は低くなります。市場性に乏しい不動産の場合は逆になります。また、市場性は同じ位置に所在する不動産でも建築年や建物構造でも異なることが知られています。二つの価格を比較することで地域と個別不動産の両方から市場性を判断できるようになると考え、開発致しました。
3. 使用例
推定積算価格は不動産取引の参考にできます。推定積算価格と提供中の推定公示地価を足すことで複合不動産としての原価を算出することが可能になります(活用イメージ1:表示されている価格は土地価格と建物価格を足した価格)。また、これまで提供してきた推定価格(市場での予測成約価格)と比較することで、該当不動産の市場性を評価できます。市場性がある不動産の場合は推定価格が上回り(活用イメージ2:緑実線が推定積算価格、青実線は推定価格の12ヶ月移動平均線)、市場性に乏しい場合は推定積算価格が上回ります(活用イメージ3:緑実線が推定積算価格、青実線は推定価格の12ヶ月移動平均線)。また、戸建や区分所有建物だけでなく、マンションやアパート一棟の価格、ホテルや倉庫、工場などの商業用不動産の建物価格と土地価格も算出できます(活用イメージ4:マンション一棟の場合)。
4. 提供方法
GEEO ProではWebサービスとして、またAPI(Application Programming Interface)により提供を致します。また、日本全国の建物情報(建物面積や建物構造)と合わせて提供する事もできます。
5. 活用イメージ
活用イメージ1
活用イメージ2
活用イメージ3
活用イメージ4
※ 本画像の地図はOpen Street Mapを、航空写真は国土地理院の画像を使用しています。
GeoJSON形式のファイルインポート機能
GEEO ProではGeoJSON形式のファイルをインポートすることができます。
GeoJSONについて:http://geojson.org/
例えばこちらのファイルは東京タワーと森美術館のポイント、品川区のポリゴンのGeoJSONです。このような形式のファイルを次の手順でGEEO Proにインポートし、地図上に表示させることができます。
- 左上のメニューボタンをクリック(またはタップ)します。
- データのインポートをクリック(またはタップ)します。
- ファイルをアップロードします。
- 表示が行われます(灰色の部分がアップロードした品川区のポリゴンです)。
なお、データの削除は「インポートしたデータを削除」をクリック(またはタップ)することで行えます。
*本機能はお使いのデバイス単位でお使い頂けます。同じアカウントでもデバイスが異なる場合はデータの共有はできませんので、ご注意ください。